耳を塞がないから周囲の音を聞きながら音楽を聴けるオーディオグラス。
普段使いできるオーディオグラスだからこそ、ファッションに取り入れやすいオシャレなものを選びたいものです。
そこで今回は、ファッションアイテムとして取り入れられるオーディグラス『Fauna』をご紹介します。
『Fauna』はオシャレなだけではなく、ウーファーを搭載した少しマニアックなオーディオグラス。
実際に使ってみてよかった点、イマイチな点をありのままにお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
【スペック】
『Fauna』はスピーカーとサブウーファーそれぞれ2基搭載。
スピーカーは一般的なダイナミックスピーカーではなく、MEMSスピーカーを採用しています。
スピーカーの他、マイクも搭載されているので通話も可能。
スマートグラスの一つであるARグラスのようにレンズに映像を表示する機能はなく、オーディオ機能のみ搭載されています。
防水性能はIP52。防滴なので流水にさらすのはNGです。
スペック一覧表
フレーム素材 | アセテート(MAZZUCCHELLI社製) |
レンズ | Carl Zeiss社製ブルーライトカットレンズ |
重さ | 50g |
サイズ | 145.5 × 46.5 × 153.5mm |
防水防塵性能
| IP52 |
通信規格 | Bluetooth 5.0(最大通信範囲:10m) |
稼働時間 | 約4時間(ケース込みで約20時間) |
メガネ本体充電時間 | 最大2時間 |
メガネ本体バッテリー容量 | 100mAh |
充電ケース充電時間 | 最大2時間 |
充電ケースバッテリー容量 | 1300mAh |
スピーカー | 2Wayサウンドシステム(ウーファー搭載MEMSスピーカー) |
マイク | 2マイクロフォン |
【外観】
商品の同梱物は、
- Faunaオーディオグラス本体
- 充電メガネケース
- 充電ケーブル
- クリーニングクロス
- クイックユーザーガイド
となっています。
まずは、それぞれの外観について見ていきます。
パッケージ・付属品
パッケージはサーモンピンク色で洋風なデザインがかっこいい◎
付属品は、メガネケースやクリーニングクロスまでフル装備されています。
クイックユーザーガイドは各国の言語ごとに用意されていて、日本語の説明書もあるので安心です。
充電ケース(メガネケース)
充電ケースの外側はシックなグリーンで内側はホワイトカラー。
開くとLEDインジケーターでバッテリー残量がわかるようになっています。
バッテリーケースへの充電はType-C接続に対応。
質量は実測で194.2g。
バッテリーを搭載している分、普通のメガネケースに比べると重みを感じます。
ハードケースなので重い荷物と一緒にカバンに入れても安心感があります。
オシャレなべっ甲フレーム
Fauna本体のフレームは、イタリア製のアセテート素材(プラスチック)。
フレームはべっ甲柄でお洒落なデザイン。
ぱっと見で高級感を感じます。
テンプルはかなり太めなので横から見るとオーディオグラスだと気づかれるかもしれません。
質量は実測で49.7g。
軽量なので長時間でも快適に着用できます。
【操作性】
電源・充電
電源は充電ケースから取りはずだけで自動でONします。
電源が入ると同時にペアリングも開始されます。
その際に「Fauna is on, Fauna is paring」と音声が流れます。
ペアリング接続されない場合は、右テンプルを4秒間長押しすることで手動で接続するこも可能。
Fauna本体のバッテリーが30%を下回ると、「Battery low」と音声が流れます。
また、充電ケースのLEDステータスからFauna本体のバッテリー残量を確認することが可能です。
- バッテリーが30%未満:LEDステータスが黄色に点滅
- バッテリーが100%未満:LEDステータスが緑色に点滅
- バッテリーが100%満充電:LEDステータスが緑色に10秒点灯
基本操作
基本操作はテンプルのタップとスライドで行います。
操作の認識精度は高くストレスを感じません。
操作方法 | 機能 |
左テンプルを2回タップ |
|
左テンプルを4秒間長押し |
|
左テンプルをスライド | 音量の調整 |
右テンプルを4秒間長押し | 手動ペアリング |
右テンプルを2回タップ | 音声アシストSiriを呼び出す |
【音質】
気になる音質については、
- サウンド
- 音切れ、遅延(レイテンシー)
- 音漏れ
の3つの観点でお伝えします。
サウンド
Faunaのサウンドは一言で表すと、「粒立ちがいいジャキッとしたサウンド」です。
特に、中高音域のボーカルやギターはクリアで抜けのあるサウンド。
低音域はさすがウーファーを搭載してあるだけあり、バランスよく聞こえます。
ただし、他のオーディオグラスでも同様に言えることですが、イヤホンやヘッドフォンと比べると圧倒的に低音は弱くなります。
オーディオグラスの特性上、低音が弱くなるのは仕方ないので、過度な期待は禁物です。
音切れ・遅延(レイテンシー)
音切れは筆者の環境では全くなくストレスフリーに使用できました。
遅延(レイテンシー)の規格値は公表されていないようです。
感覚的にはほとんど遅延が感じられないため、動画もストレスなく視聴できます。
音漏れ
音漏れは他社モデルと同等です。
屋外や会話のあるカフェなどでは50%以下の音量であれば隣の人にも音漏れしません。
【FAUNAのメリット】
音質がいい
MEMSスピーカーという新しい技術を採用した本製品。
音質はサウンドの項目でお伝えしたとおり、粒だちがいいクリアなサウンドです。
オシャレ
オーディオグラスは身につけるものなので、何より見た目のオシャレさは重要です。
Faunaオーディオグラスは素材からこだわった作りで、ファッションセンスの高さは抜群。
充電メガネケース付き
充電メガネケースが付いているので、メガネをしまうだけで充電ができて本当に楽ちんです。
旅行の際もバッテリーの心配がないのが嬉しいです◎
耳掛けの調整可能
耳掛け部はアセテート製になっているので、一般的なメガネと同様に調整可能です。
調整の際はメガネ屋さんに依頼しましょう。
指紋が目立ちにくい
フレームはマットな質感なので指紋が目立ちにくいです。
指紋は意外と気になるので嬉しいです。
【FAUNAのデメリット】
高い
定価3万円以上なのでなかなか手が出しにくい価格。
素材からこだわったオーディオグラスなので、価格よりも質を重視した方におすすめです。
装着検知機能がない
装着検知機能が付いていないので、メガネを外しても音楽再生は止まりません。
メガネを外した状態で音楽を聴くことはないので、この機能がないのは不便に感じます。
防水性能がイマイチ
防水規格はIP52なので流水では使用できません。
汗程度では問題ありませんが、生活防水として使用するには少し心もとないです。
【ラインナップ】
『Fauna』のフレームは4モデル。
モデルごとにレンズの種類が異なります。
- Memor Havana
- Levia Black
- Spiro Transparent Brown
- Fabula Crystal Brown
どのモデルもオシャレですね。
Memor Havana
サイズ : 145.5×46.5×153.5mm
重量 : 50 g
レンズはMemor Havarと同じブルーカットレンズを採用。
冷静な印象をもつフォックスタイプのフレーム。
面長顔や三角顔な方に似合いそうです。
サイズ : 145.5x49x151mm
重量 : 50 g
こちらはグレー混じりの透明フレーム。
Spiro Transparent Brownとは異なりフルカラーのサングラスレンズを採用。
【まとめ】オシャレで音質も最高なオーディオグラス
ファッションアイテムとしてオーディオグラスを取り入れたい方は『Fauna』を検討してみてはいかがでしょうか。
音質も満足いくものとなっているので、イヤホンとは異なる空間サウンドに感動すること間違いなしです。
メリット | デメリット |
|
|
コメント